航空券を購入した場合、以下のようなケースでは航空券の購入時に事前座席指定ができないことが多いです。
・航空券を航空会社から直接購入するのではなく、旅行会社を通して購入した。
・利用する便がコードシェア便
・航空券を購入したのが遅く、すでに座席指定可能な席が無くなってしまった。
※コードシェア便とは航空券を購入した会社の機材(飛行機)ではなく、提携する航空会社の機材・乗務員で運航される便
私も上記のケースに当てはまり、事前座席指定ができない事が何度かありました。
「チェックイン時に並びの席が確保できなかったらどうしよう・・・」と大変心配しましたが、結果としては、いずれも問題なく子供と並び席を用意して貰えました。
幼児が親から離れて座ることになると、緊急時の対応(酸素マスクや救命胴衣の装着、事故発生時の避難)ができない、周りのお客様へご迷惑をお掛けしてしまう恐れがあり、航空会社も幼児と親が並び席になるように最大限配慮してくれるようです。
子供との並び席が確保されるまでの流れですが、私が今まで経験したパターンは以下の3パターンでした。どのパターンになるかは航空会社や事前座席指定ができない理由によって変わります。
パターン① 航空券の購入後に、航空会社のwebサイトから座席指定できたケース
旅行会社のwebサイトで航空券を購入した時のこと、購入時には座席指定ができませんでしたが、航空券購入後に旅行会社から送られてきたメールに航空会社の予約番号(6桁の英数字)が記載されていました。
その予約番号を使って航空会社のwebサイトで予約確認を行ってみたところ、My bookingのページが表示され、そのページの中で座席指定や特別機内食の申し込みを行うことができました。
パターン② 航空会社のコールセンターに連絡したら座席指定できたケース
予約確認まではパターン①と同じですが、My bookingのページを見ても予約情報が表示されるだけでweb上では座席指定ができないケースもありました。
ただ、航空会社のwebサイトをよく見てみると、「〇〇歳以下のお子様をお連れのお客様は無料で座席指定を行うことができます。コールセンターにお問い合わせください。」と書いてあり、実際にコールセンターに電話すると座席指定して貰えました。
外国の航空会社の場合、海外のコールセンターしかない場合(当然オペレータは英語)もあります。その場合には、メールで問い合わせを行いましょう。
パターン③ オンラインチェックイン時にすでに並び席が確保されていたケース
航空会社によってはチェックイン時まで、座席指定できないケースがあります。
また事前に座席指定できる航空会社であっても、コードシェア便の場合はチェックイン時まで座席指定できないケースが多いです。
私もこのようなケースがありましたが、出発24時間前にオンラインチェックインを行うと、すでに家族全員の並び席が割り当てられていました。(JALでの経験)
航空会社はケガをした乗客や乳幼児を連れた乗客など、特別な対応が必要な乗客向け等にブロックしている座席があり、その席は各区画の最前列(上図の赤線で囲った前方が壁で仕切られている席)や最後尾の席になります。
我が家の場合も、各区画の最前列や最後尾の席から並び席が割り当てられていました。
番外編:パターン④ 空港チェックインカウンターで並び席を確保してもらえたケース
我が家の場合は、パターン①~③のいずれかで並び席を確保できたため、当日空港のカウンターで並び席の確保をお願いしたことはありませんが、インターネットで同様に座席指定できなかった方の体験談を探すと、空港のチェックインカウンターで並び席を確保してもらったケースもありました。 ただし、大部分の乗客がチェックインを終えて調整可能な座席が少なくなっている場合や特に幼児連れが多く利用するようなリゾート路線の場合には、最低限母親と子供のみ並び席で、他の家族は全員バラバラになるなんてケースもありますので、カウンターで並び席を確保しなければいけないケースの場合にはとにかく早く空港に向かいましょう。
座席指定できなかった場合の対処方法を解説しましたが、そもそも航空会社のWebサイトから自社便の航空券を購入すれば大抵座席指定ができるので(ジェットスター、エアアジアなどのLCCは座席指定有料)、旅行会社と値段がそれほど変わらなければ、航空券は航空会社のWebサイトから購入しましょう。
意外と知られていませんが、旅行会社から航空券を購入すると座席指定以外にもいざという時にとんでもない不利益を被ります。詳細は下記の記事を参照してください。