【宿泊費節約術】もうホテル予約サイトで騙されない。泊まってガッカリしないコスパの良い海外格安ホテルの見分け方

ホテル

旅行費用の中で航空券に次いで、旅費に占める割合が高いのが宿泊費です。

滞在するホテルの質を落とさずにうまく宿泊費を抑えることができれば、格段にコスパの良い家族旅行を実現できます。

しかし、宿泊料の安いホテルの中には何らかの問題があり宿泊料を相場より安くしないと集客できない施設が多く、宿泊予算を下げれば下げるほどハズレのホテルを引いてしまう危険性が高まります。

そこで今まで世界で100施設以上のホテルに宿泊してきた筆者の経験をもとに予約時にコスパの良い格安ホテルを見分ける方法を解説します。

 

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ホテルが宿泊料を値下げする理由

ホテルが宿泊料を値下げするケースには概ね以下があります。

  1. 新しくできたばかりのホテルで知名度がないため、宿泊料を下げて集客している。
  2. 観光のオフシーズンで客室の稼働率が下がっているため、宿泊料を下げて集客している。
  3. 個人経営の小さなホテルのため大手ホテルブランドのような知名度がなく、宿泊料を下げて集客している。
  4. 客室設備の古さや衛生上の問題が原因で利用者から敬遠されているため、宿泊料を下げて集客している。
  5. スタッフのホスピタリティーに問題があり利用者から敬遠されているため、宿泊料を下げて集客している。
  6. ホテル周辺の治安が悪く利用者から敬遠されているため、宿泊料を下げて集客している。
  7. 宿泊者から施設利用料などの追加料金を取ることで見かけ上の宿泊料を安くしている。

客室等が綺麗でスタッフも親切だが、 1~3の理由で宿泊料を下げている場合には、そのホテルはコスパの良いホテルになります。

宿泊料を下げている理由が4~7の場合には、値段なりかそれ以下の満足度になってしまうので、これをどのように見分けるかが重要になります。

 

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客室設備の古さや衛生上の問題を見抜く方法

客室設備の古さや衛生上の問題を見抜くには、トリップアドバイザー(tripadvisor)を活用します。

トリップアドバイザーは、世界最大級の旅行コミュニティサイトで、世界中の旅行者から寄せられる情報やアドバイス、写真を無料で確認することができます。

トリップアドバイザーには宿泊したユーザーが投稿した「客室の写真」を確認する機能があり、これを使います。

まず気になるホテルが見つかったら、トリップアドバイザーのトップページにある検索ボックスに予約を検討しているホテルの名称を入れて検索します。

ホテルを紹介するページが表示されますので、そのページ内のホテル紹介写真の右上にある「旅行者の写真」というところをクリックします。

「旅行者の写真」を開くことが重要です。それ以外の写真にはホテル側が提供している客室イメージ写真が混じっているため、リアルな客室の雰囲気が分からなくなります。

例えば、こちらは欧州のとあるホテルの客室の写真ですが、ホテル予約サイトに表示されている写真(上)と旅行者の写真(下)では、印象が違いませんか?

ホテル予約サイトに表示されている写真

旅行者の写真

著しく設備が古かったたり、衛生状態が良くないホテルはそれを象徴するような写真が投稿されているので、ぜひ予約前にトリップアドバイザーの旅行者の写真をチェックしてください。

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スタッフのホスピタリティーの問題を見抜く方法

「スタッフが非常に不親切だった」「宿泊施設とトラブルになった」など、ホテルのスタッフが原因で起こるトラブルの多くは宿泊者の口コミを見れば大体把握できます。

Booking.comやExpediaなどのホテル予約サイトにも宿泊者の口コミが掲載されているので、そちらで口コミを確認することもできますが、ホテル予約サイトの口コミでは把握できないトラブルがあります。

それは・・・

「ホテル側から一方的に予約をキャンセルされた」

キャンセルを見越して実際の部屋数よりも多めに予約を受け付けて、オーバーブッキングになりそうな時に一部の予約を勝手にキャンセルする悪質なホテルが存在します。

ホテル予約サイトの口コミは実際に宿泊した人しか書けない仕組みになっていて、予約をキャンセルされて宿泊できなかった人は口コミを投稿することができません。

一方でトリップアドバイザーは宿泊していなくても口コミを書けてしまうので、このような悪質なホテルの場合は、トリップアドバイザーに怒りの口コミが多々書かれていたりします。

 

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ホテル周辺の治安を確認する方法

ホテル周辺の治安についてはインターネットで「滞在する都市の名前+治安」を検索したり、旅行者の口コミを確認すれば大体把握できます。

1点日本人の人が注意しないといけないのは、ヨーロッパの各都市の中央駅周辺のホテルです。

日本人の感覚だと東京駅や名古屋駅、大阪駅などの各都市の中央駅周辺は一等地で治安が良いというイメージがありますが、ヨーロッパの場合には逆に中央駅周辺の治安が悪く、中央駅周辺にこそ安宿街があるケースが多いです。

このことを知らずにヨーロッパのホテルを検索すると、「中央駅のすぐ近くなのに、安くてお得なホテルが見つかった!!」と飛びついてしまう可能性が高いので、中央駅近くのホテルは予約時に周囲の治安を十分に確認してください。

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追加料金を取るホテルを見抜く方法

ホテルによっては宿泊料とは別に、施設利用料(ファシリティーフィー)やリゾート料金(リゾートフィー)などの名目で宿泊当日に追加料金を取る施設があります。

建前上はホテル内の共用施設やWifiを使うための費用となっていますが、それらの利用の有無にかかわらず宿泊時に必ず支払いを要求されます。

どうも他のホテルと比較されやすい宿泊料を低く抑える代わりに、リゾート料金などの名目で追加料金を取り、利益を確保している様子です。

このような追加料金を取るホテルは特定の地域に集中しており(特にアメリカが多い)、ハワイやラスベガスには施設利用料やリゾート料金を請求するホテルが多くあります。また最近はそれ以外の都市でも施設利用料やリゾート料金を請求するホテルが増加しており、注意が必要です。

Booking.comやExpediaなど大手のホテル予約サイトでは、宿泊料とは別に現地にて追加料金が発生する場合、各ホテルの説明ページの下の方に追加料金に関する説明が書かれているので、ホテルを予約する前に追加料金に関する説明がないか十分チェックしましょう。

Booking.comの場合

Expediaの場合

 

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最後はフィーリングで

私は今まで100件近いホテルに宿泊してきましたが、ホテルの新しい・古いに関係なく清潔感を感じられるかどうかとホテルの内装やインテリアを見て、「自分好みの部屋だな」と思うかどうかは意外と重要な気がします。

清潔感を保つ努力をしているホテルは、ゲストを不快にさせたくない、ゲストにホスピタリティーを提供しようという意思・価値観を持ったホテルが多いです。

また、自分好みの部屋だと多少欠点があっても気にならないですし、個人経営のホテルの場合、ホテルの内装やインテリアはオーナーのセンス・嗜好が反映されています。

内装やインテリアにセンスの良さを感じるということは、そのホテルのオーナーは自分と似た趣味・嗜好の持ち主である可能性が高いので、個人経営のホテルの場合、自分と気の合うオーナーから自分好みのおもてなしを受けることが多いです。

 

◆旅行のトラブルを防ぐためのテクニック

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