タリンの見どころ30選を1日で完全制覇!!エストニア・タリン街歩きモデルコース

エストニア旅行情報

ヘルシンキからフェリーに乗って2時間半で行けるエストニアの首都タリン。

城壁に囲まれた世界遺産「タリン歴史地区」の中に一歩足を踏み入れれば、中世の面影を残すおとぎ話のようなかわいい町並みが広がっています。 タリンはどこを撮っても絵になる街なので、街歩きが本当に楽しいです。

今回はこのタリン歴史地区とその周辺の観光スポット30箇所を1日で効率的に回るモデルコースを紹介します。

このモデルコースはヘルシンキから夜行フェリーでタリンに到着して、朝9時から観光開始する場合のモデルコースになっています。昼にタリンに到着する場合には、午後のコースを先に巡って翌日に午前のコースを巡ってください。

ヘルシンキから夜行フェリーでタリンに行く方法は、下記の参考記事を参考にしてください。

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目次

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タリン 観光モデルコース(午前)

ヴィル門 (09:00 ~ 09:10)

観光スポット01 所要目安:10分 地図

タリン観光のスタートはこのヴィル門(Viru)から始めましょう。

このヴィル門はかつて城壁で囲まれたタリンの街に入るための表玄関で、敵の侵入を阻むために入口は跳ね橋になっていました。

さらに当時はヴィル門を抜けるとその奥にもう一つの門塔があり、2重のゲートで敵の侵入を防いでいました。

このヴィル門を抜け、その先にある美しいヴィル通りを300mほど進むと、次の目的地ラエコヤ広場にたどり着きます。

ラエコヤ広場 (09:15 ~ 09:25 )

観光スポット02  所要目安:10分 地図


観光スポット02  所要目安:10分 地図

タリン旧市街の中心 ラエコヤ広場。美しい商人の館に囲まれたこの広場には中世の時代から市場が開かれ、街の中心として栄えました。

ラエコヤ 広場ではタリン市庁舎と市議会薬局の2つの歴史遺産を見ることができます。

タリン市庁舎

観光スポット03   地図

正面のゴシック様式の建物は13世紀立てられたタリン市庁舎で7月~8月のみ内部が一般公開されています。

市議会薬局

観光スポット04 地図

タリン市庁舎と広場を挟んで反対にあるのが600年もの歴史を誇る市議会薬局です。カップと蛇がモチーフの看板が目印のこの薬局は創業当時こと小さな薬局でしたが、商売が繁盛するにつれて隣接するお店を次々に買収し、現在の姿になりました。

現在も薬局として営業しているほか、中世の医療器具を展示する博物館になっています。

ピック通り(09:25 ~ 10:05 )

所要目安:40分 地図

ラエコヤ広場のそばを通って、タリン旧市街の北に延びるメインストリートがピック通りです。

この通り沿いにある様々な歴史建造物を見ながら街の北端にある太っちょマルガレータの塔まで散策しましょう。普通に歩けば徒歩10分ほどですが、途中に見どころや土産物屋が沢山あるので、40分と多めに時間をとってあります。

精霊教会

観光スポット05  所要目安:10分 地図

ラエコヤ広場からピック通りに出て、すぐ右手に見えるのが壁に埋め込まれた大時計が目印の精霊教会です。

精霊教会は14世紀に建てられた木造彫刻の内装が大変美しい教会です。また大時計はタリンで最も古い公共時計で17世紀に制作されました。

大ギルド会館

観光スポット06  所要目安:3分未満 地図

精霊教会から道を挟んで反対側にある建物は大ギルド会館です。

ギルドは中世の職業別組合のことで、この大ギルドは既婚のドイツ人商人のみ加入が許されているギルドでした。建物は現在博物館として利用されています。

ブラックヘッドギルド会館

観光スポット07  所要目安:3分未満 地図

大ギルドから100mほど先に進んだ右側にあるのが、ブラックヘッドギルド会館です。こちらは若い未婚のドイツ人商人が大ギルドに加入する前の準備期間に加わる組合の館です。

特に緑地に赤や金で美しく装飾された扉が見どころです。

幽霊通り(Vaimu通り)

観光スポット08  所要目安:3分未満 地図

ブラックヘッドギルド会館から100mほど進んだ所にあるステーキハウスの脇にあるのが、この幽霊通りです。

その昔、この通りに住む商人が奥さんを惨殺した事件があり、その事件を境に夜な夜な女性の足音が響くようになったとのこと

三姉妹

観光スポット09  所要目安:3分 地図

幽霊通りから300mほど進むと、左手に3棟並んだ商人の家が現れます。この家はその美しさから三姉妹と呼ばれていて、タリンのお土産のモチーフにも多用されています。

かつては1階が商店で2階から上が倉庫や住居スペースになっていましたが、現在はタリンを代表する人気ホテルになっています。

太っちょマルガレータの塔 (10:05 ~ 10:15 )

観光スポット10  所要目安:10分 地図

ピック通りの北の端に建つのが太っちょマルガレータの塔です。かつてこの塔の近くまで海があり、船でタリンに到着した場合はこの門を通って街に入りました。

この塔はあえて幅の広い塔として建設されていますが、これはタリンに侵攻してくる敵に街の防衛力が強固である印象を与えるためにこのような形状になっています。

太っちょマルガレータという面白い名前の由来は諸説あり、かつて塔に配備されていた大砲の名前から来たという説や塔で料理人として働いていたマルガリータおばちゃんの名前から来たという説があります。

聖オラフ教会  (10:20 ~ 11:10 )

Image by sayama from Pixabay

観光スポット11  所要目安:50分 地図

太っちょマルガレータの塔からピック通りを100mほど戻ると右手に見えてくる大きな教会が聖オラフ教会です。タリンで最も高い124メートルの尖塔には階段で登ることができ、タリンの旧市街からトームペアの丘まで一望することができます。

1625年までは尖塔の高さは159メートルを誇りましたが、落雷により焼失し現在の高さで再建されました。

ドミニコ会・聖カタリーナ修道院 (11:20 ~ 11:25 )

観光スポット12  所要目安:5分 地図

聖オラフ教会から上記リンクの地図に従って旧市街を南下すると隠れ家的に佇むドミニコ会・聖カタリーナ修道院に辿り着くことができます。この修道院は入口が大変分かり辛いので、入口のストリートビューを表示します。

上記の入口の先にある聖カタリーナ修道院の庭は息を飲むような美しさですが、修行の場ですので静かに入って、美しい景色を堪能したら速やかに立ち去りましょう。

セーターの壁 (11:25 ~ 11:35 )

観光スポット13  所要目安:10分 地図

聖カタリーナ修道院から50mほど南下すると見えてくるのが、城壁を利用してニット製品を売るお店が集まる通称セーターの壁です。

タリンの伝統的なデザインから現代的なデザインのものまで、様々なセーターが城壁に飾られながら売られています。

聖カタリーナ通り (11:35 ~ 11:45 )

観光スポット14  所要目安:10分 地図

タリン旧市街の中で中世の面影をもっとも残すのがこの聖カタリーナ通りです。

この通りには、エストニア伝統工芸の工房が多くあり、職人たちがガラス細工などの工芸品を作る過程を見学することができます。

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昼食 (12:00 ~ 13:00 )

タリン最古のパブ Karja Kelderのお得なビジネスランチ

所要目安:60分 地図

タリン最古のパブ Karja Kelder。とっても雰囲気の良いパブですが、このお店では平日限定でお得な日替わりランチを食べることができます。

その日のメニューはお店の前に手書きで書かれています。(ただしエストニア語のみ)

この日はメインプレートがシュニッツェル(ドイツ風カツレツ)のマッシュルームソース添えとフライドポテトで、値段は3.7ユーロ

日替わりスープはフリカデル・スープで、値段は2.1ユーロ

メインプレートとスープのセットは5.1ユーロです。

出てきた料理はこちら。写真で見るとカツは小さく見えますが、かなりのボリュームです。白いマッシュルームソースはチーズ風味ですごく美味しく、カツやポテトにこのソースをつけて食べていたらあっという間に間食してしまいました。

赤い付け合わせは、ボルシチなどに使われるビーツ(西洋野菜の赤カブ)のサラダで、甘味がありました。

挽き肉と野菜の旨味が詰まったフリカデルスープ

エストニアの中世の料理を再現したオルデ・ハンザ

タリン市庁舎の近くにある中世のエストニア料理を再現したレストランオルデハンザ

料理だけでなく、店内の内装や店員の衣装、接客もすべて中世を再現しているので中世の世界を味わいたい人にはおすすめです。

上の写真の手前右手に写っているのがオルデハンザで、中世の衣装を着た店員さんがお店の前で呼び込みをしています。

こちらのお店ではパンやそばなどの主食とメインディッシュ、様々な付け合わせがのったプレート料理が15~30ユーロで食べられます。

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タリン 観光モデルコース(午後)

午後はトームペアの丘を中心に回ります。トームペアの丘はその名の通りタリン旧市街の小高い丘の上にあり、その昔貴族などの支配階級が住んでいた地域です。

トームペアの丘はトームペア城や聖マリア大聖堂など多くの見どころが凝縮されており、また美しいタリンの街を一望できる展望台があります。

聖ニコラス教会 (13:05 ~ 13:35 )

観光スポット15  所要目安:30分 地図

Karja Kelderからトームペアの丘に向かって歩きだすと程なく見えてくるのが、聖ニコラス教会です。

名前の由来となった聖ニコラスは船乗りと商人の守護聖人で、海上交易で栄えたタリンに神のご加護があることを願いドイツ系商人がこの教会を建てました。

13世紀に建てられたこの教会は、戦時には要塞としての機能を果たすように設計されており、タリンを襲った数々の戦乱を潜り抜けてきましたが、残念なことに第二次世界大戦でイギリス軍に徹底的に破壊され、教会に収蔵されていた多くの美術品が焼失してしまいました。

聖ニコラス教会でもっとも有名な絵画がベルント・ノトケの代表作 「死の舞踏」。この作品もオリジナルは第二次世界大戦で失われてしまいましたが、復元された絵画をみることができます。

短い脚 (13:40 ~ 13:50 )

観光スポット16  所要目安:10分 地図

タリン旧市街で下町とトームペアの丘を結ぶ道は、短い脚(Luhike Jalg)と長い脚(Pikk Jalg)の2つがあります。

短い脚は100mほどで丘の上に登れますが、その分急坂になります。逆に長い脚は丘の上まで300mほど歩く必要がありますが、緩やかな坂道になっています。

そのため、急斜面で危険な短い脚は庶民用の道、緩やかな長い脚は貴族などの支配階層の道になりました。

聖ニコラス教会のすぐ近くに短い脚の入口があり、そこからトームペアの丘に登りましょう。

坂道の途中に支配階級が住む地域と庶民が暮らす下町を区切るゲートがあります。ゲートを越えて少し進むと、次の目的地であるデンマーク王の庭園に辿り着きます。

デンマーク王の庭園 (13:50 ~ 14:00 )

観光スポット17  所要目安:10分 地図

この場所はデンマーク王のヴァルデマー2世がタリン攻略の際に陣地を築いたことから、デンマーク王の庭園と呼ばれています。

このヴァルデマー2世によるタリン攻略ですが、当初はタリンを支配していエストニア人が有利に戦いを進めます。地形を熟知したエストニア人の巧みな戦術でヴァルデマー2世の敗戦が濃厚でしたが、空から赤い布に白い十字が描かれた布が降ってきて、それを掲げた所、形成が一気に逆転して勝利を収めることができたという伝説があります。

この赤字に白十字の旗は、現在デンマークの国旗になっていて、この場所はまさにデンマークの国旗が生まれた場所になります。

乙女の塔

観光スポット18  所要目安:3分 地図

デンマーク王の庭園の写真の正面に写っている四角い塔が、乙女の塔です。

この塔はかつて監獄として使われていたことがあり、ここには売春の罪で捕まった女性が収容されていたとのこと。乙女の塔という名前は皮肉です。

現在、塔の内部はカフェになっています。

台所を覗く塔 (14:00 ~ 14:10 )

観光スポット19  所要目安:10分 地図

デンマーク王の庭園の入口付近まで戻ると、城壁を抜ける門があります。門をくぐってすぐ左手にある公園の中を進むと、丸い大きな塔が見えてきます。

この塔は38メートルの高さを誇る砲塔で、現在は武器や中世の生活に関する博物館となっています。

「台所を覗く塔」という変わった名前は、中世の頃にこの塔に配備された警備兵が「この塔から下町の家々の台所を覗き見ることができる」と言ったのが由来になっているとのこと。

数々の戦乱をくぐり抜けたこの塔の壁には、当時被弾した大砲の玉がそのまま壁にめり込んでいます。ただし、綺麗に並んだ4つの砲弾は、塔を修復した際に記念碑として埋め込まれたものです。

この塔はタリンの大人気ツアーである「地下トンネルツアー」の出発地にもなっています。

のっぽのヘルマン (14:15 ~ 14:20 )

観光スポット20  所要目安:5分 地図

台所を覗く塔の前の道 Komandandi teeを塔から西側に向かって300mほど歩くと、ガバナーズ・ガーデン(統治者の庭園)に着きます。この公園からは、その名前の通り46メートルの高さを誇る「のっぽのヘルマン塔」の全景を見ることができます。

のっぽのヘルマン塔は、エストニアにとって非常に重要な意味を持ちます。それはどんな国であろうとも この塔に掲げられた旗がエストニアを統治するという伝統があるためです。

今でこそエストニア人によって統治されているエストニアですが、過去、他国の占領と支配を受けてきました。のっぽのヘルマン塔にエストニアの旗が掲げられているのはエストニアの自主と独立を象徴しているのです。

トームペア城 (14:25 ~ 14:30 )

Image by Jorge Franganillo from flickr

観光スポット21  所要目安:5分 地図

トームペア城はタリンを支配したドイツの騎士団が13世紀に石造りの要塞を建設したのが始まりで、その後タリンを支配した様々な国によって改修が行われてきました。

現在の姿になったのはロシアの支配を受けていたエカチェリーナ2世の時代で、バロック建築のピンク色の城を眺めることができます。

先ほどの、のっぽのヘルマン塔がある城の裏側を眺めると、初期の石造りの要塞だったころの姿を見ることができます。

Image by Rainer Süvirand from Pixabay

現在はエストニアの国会議事堂として使われており、内部に立ち入ることはできません。

アレクサンドル・ネフスキー聖堂 (14:30 ~ 14:45 )

観光スポット22  所要目安:15分 地図

トームペア城の向かいに建つのが、アレクサンドル・ネフスキー聖堂です。ロシア正教の大聖堂で
エストニアがロシア帝国の支配を受けていた1900年に建てられました。

エストニアがロシア帝国の支配を受ける前は、キリスト教のルター派の住人が主流でしたが、ロシア帝国がその力を示すために、マルティン・ルターの像が立っていた場所に壮大なロシア大聖堂を建設しました。

そのような経緯があり、エストニアがロシアの支配を脱した際にこの大聖堂の取り壊しが検討されましたが、多くの議論の末、保存が決定されました。

また、この大聖堂の中には日本とエストニアの悲し歴史を象徴する記念碑があります。

1905年に日本とロシアのバルチック艦隊が戦った日本海海戦。バルチック艦隊の重要な基地があったタリンから多くの軍艦が日本海海戦に投入されましたが、海戦で全滅しタリン出身の多くの水平が帰らぬ人となりました。

この大聖堂の中には彼らを慰霊する記念碑が掲げられています。

聖マリア大聖堂 (14:45 ~ 15:15 )

観光スポット23  所要目安:30分 地図

トームペア城とアレクサンドル・ネフスキー聖堂の間の道を100mほど北上すると、ほどなく聖マリア大聖堂が見えてきます。

この大聖堂はトームペアの丘で最も高い場所に、13世紀にドイツ系貴族によって建てられました。

トームペアの丘の「トーム」はドイツ語のDom(大聖堂)から来ており、この教会がトームペアの名前の由来になっています。

69メートルのバロック様式の鐘楼は有料で登ることができます。

パットクリ展望台 (15:20 ~ 15:40 )

観光スポット24  所要目安:20分 地図

トームペアの丘にはいくつかの展望台がありますが、丘の北端にある展望台がパットクリ展望台です。聖マリア大聖堂から北に向かって350mほど進むと辿り着くことができます。少し道が複雑なので地図を参考にして見つけてください。

美しい円錐形の屋根を持つ見張り塔とそれに通じる城壁、赤い屋根の旧市街を一望できます。

緑が少ないとこの展望台からの景色はあまり綺麗ではないので、夏に訪れるのがおすすめです。

コフトウッツァ展望台 (15:40 ~ 16:00 )

観光スポット25  所要目安:20分  地図

パットクリ展望台を出て東に100mほど進むと、コフトウッツァ展望台があります。

この展望台からは、赤い屋根が連なる美しい旧市街の町並みを一望できます。

長い脚 (16:05 ~ 16:15 )

観光スポット26  所要目安:10分  地図

トームペアの丘に上がる時には短い脚(Luhike Jalg)を通りましたが、帰りは長い脚(Pikk Jalg)を通って下町まで戻りましょう。

長い脚の入口はアレクサンドル・ネフスキー聖堂の近くにあるので、一旦そこまで戻ります。

長い脚の途中の石壁に地元のアーティスト達が絵を掲げて販売しています。左側にはカフェ「長い足」があり、長い脚にちなんで長い脚の形をした雨樋があります。

修道院門 (16:20 ~ 16:45 )

観光スポット27  所要目安:25分  地図

長い足を下って下町に着いたら、すぐに曲がって200mほど歩くと修道院門に辿り着きます。

修道院門は保存状態が良く、有料ですが城壁に上がり内部を探検することができます。

タワー広場 (16:45 ~ 17:00 )

観光スポット28   所要目安:15分  地図

修道院門を出た先に広がる公園が、タワー広場です。ここではタリンの城壁ハウスをみることができます。

緑のトンネルを走るトラム  (17:00 ~ 17:30 )

観光スポット29   所要目安:30分  地図

タワー広場の近くにあるjaam駅からトラムに乗って、旧市街の外の景色を見に行きましょう。

jaam駅から6駅先のあるAngerja駅周辺は、緑のトンネルが美しいエリアです。上の写真は春先に撮影した為まだ緑が少ないですが、夏になると青々と生い茂った緑のトンネルが出来上がり、幻想的な景色の中をトラムで走ることができます。

カラマヤ地区のタリンハウス (17:30 ~ 18:00 )

観光スポット30   所要目安:30分  地図

トラムのSalme駅周辺のカラヤマ地区には、タリンハウスと呼ばれるタリンの伝統的な木造建築の家々が立ち並んでいます。

この地域はもともと漁師などが住んでいる地域でしたが、1800年代後半にロシア第2の都市であるサンクトペテルブルグと定期航路ができると一気に工業化が進み住人が急増、このような木造建築の住居が多く建てられました。

これで本日の観光はおしまいです。トラムで旧市街に戻り、ホテルで少し休んだ後に夕食を食べに行きましょう。

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Rataskaevu16で夕食

タリンのレストランについて調べると、必ず名前が出てくるのがこのRataskaevu16です。

比較的リーズナブルにエストニアの郷土料理をベースにした料理を食べられる上に、ウエイターさんのホスピタリティーにも定評があり、トリップアドバイザーでも不動の一位を獲得しているレストランです。

せっかくタリンにきたのであれば、ぜひこのレストランで夕食をとりましょう。大人気のお店で予約なしでは入店が難しいので、タリン旅行が決まったら、すぐに予約を取りましょう。

Rataskaevu16 でメインのプレートを頼むと、この黒パンが付いてきます。

フィンランドやロシアでもよく食べられる黒パンは、独特の酸味があり私は苦手でしたが、この黒パンは美味しく食べることができました。特にパンと一緒に出てくるスパイスのかかったエストニアバターが美味しい!!

またこのお店はレモネードが美味しいので、お酒が飲めない方はレモネードを頼まれると良いです。味は2種類から選べます。

こちらはchicken breast(13.7ユーロ)

こちらは chef’s choice of pan-fried white fish(14.5ユーロ)

こちらは pork wing(11.4ユーロ)

どの料理も盛り付けが綺麗です。pork wingは絶妙な火加減で焼かれており、口の中に入れるとホロホロとお肉が崩れます。表面の香ばしいお肉と肉汁がしみ込んだソース、少し甘い付け合わせのリンゴやキャベツもよく合います。

こちらはRataskaevu16名物のbread pudding(4.6ユーロ)

ほのかにシナモンが香る上はカリカリ、中はしっとりとしたケーキで、酸っぱいフルーツやジェラートがアクセントになっています。

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その他の見どころ

モデルコースで主要な見どころはすべて回りましたが、タリンで1泊する場合もう半日~一日ほど観光時間があると思いますので、好みに応じて他の見どころも回ってみましょう。

旧市街でカフェやショッピングを楽しみたい人へのおすすめ

職人たちの中庭

中世の中庭を再現したエリアにハンドメイドのお土産を扱う雑貨屋さんやカフェが集まるエリアです。

地図

職人たちの中庭にあるカフェPierre Chocolaterieは、かわいい内装と美味しいチョコレート・ケーキで評判ですので、ぜひ足を運んでみてください。

マイアスモック・カフェ

地図

マイアスモックはタリン最古のカフェと言われています。歴史ある店内に一歩足を踏み入れると優雅に装飾された内装に圧倒されます。

店名のマイアスモックはエストニア語で「甘党」を意味します。その名の通り、甘いケーキが沢山ありますのでコーヒーと一緒にマイアスモックのケーキをお楽しみください。おすすめはヴァナタリンというエストニアの伝統酒を使ったチョコレートケーキです。

マイアスモックには マジパン博物館が併設されていて芸術的なマジパン製造の様子を見ることができます。

旧市街以外の見どころを回りたい人へのおすすめ

カドリオルグ宮殿

ロシア帝国の支配下にあった時にピョートル大帝によって建てられたバロック形式の宮殿で、現在はエストニア国立美術館として活用されています。

宮殿および庭園は、イタリア人建築家ニコロ・ミケッティの手によるもので1718年から完成までに5年の歳月が費やされました。

宮殿内には、欧州およびロシアの芸術家による16世紀~20世紀の絵画、版画、彫像が数多く展示されていますが、必見なのは2階まで吹き抜けのメインホールとエストニア国家元首の元執務室です。

メインホールには丹念に描かれた天井画と精巧な漆喰装飾が施されていて、見る者を圧倒します。

カドリオルグ宮殿の最寄り駅Kadriorgへはヴィル門から1番のトラムに乗って10分ほどで辿り着くことができます。

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