観光時間の目安付き!バスと徒歩で回るメテオラ観光モデルコース

ギリシャ旅行情報

ギリシャ旅行と言えば、多くの人がパルテノン神殿やエーゲ海の美しい島を思い浮かべますが、奇岩の上に築かれた驚異的な修道院は、訪れる者にそれらに負けないくらいの感動を与えます。

この記事ではそんな魅力あふれるメテオラの修道院群や絶景をタクシーを利用せずにバスと徒歩だけで巡るおすすめのモデルコースを紹介します。

各修道院の観光時間は、私が色々写真を撮りながらゆっくり観光した時に要した時間を参考にしています。

さっと一通り修道院内を見学するだけの場合には、半分くらいの見学時間になると思います。

なおこのモデルコースで利用するカランバカとメテオラを結ぶバスの時刻表、料金、チケットの買い方、詳しいバス停はこちらの記事で解説しています。

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バスでメガロ・メテオロン修道院へ(9:00 ~ 9:40 )

朝9時、カランバカ発のバスでメテオラに向かいます。

途中、カランバカの隣にあるカストラキの街を過ぎると、いよいよ目の前にメテオラの巨大な奇岩が迫ってきます。

車窓に映る聳え立つ岩山の上の修道院を見上げながら山道の登ると、いよいよ最初の目的地メガロ・メテオロン修道院に到着です。

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メガロ・メテオロン修道院(9:40~11:00)

最初の修道院、メガロ・メテオロン修道院を見学します。

メガロ・メテオロン修道院はメテオラで最も大きく、かつ最も古い修道院で14世紀に聖Athanasiosによって建立されました。

この修道院は見どころが多いので、見学時間は1時間20分ほど確保しています。

天空に浮かぶ小さな町のような修道院。ここには多くの遺構が残されていて、かつての修道院での暮らしを垣間見ることができます。

かつて使用されていた人力で動くロープウェイ

昔の調理場の様子

11時頃にメガロ・メテオロン修道院を出発し、隣のヴァルラーム修道院へ向かいましょう。

ヴァルラーム修道院はメガロ・メテオロン修道院からバスで登ってきた道を750mほど戻ると、修道院の入口に到着します。

途中で写真を撮りながら歩くと15分ほどで到着です。

開館日・時間(メガロ・メテオロン修道院
冬季: 9:00~15:00 (月曜休み)
夏季: 9:00~17:00 (火曜休み)
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ヴァルラーム修道院(11:15~11:55)

次に訪れるヴァルラーム修道院はメテオラで2番目に大きい修道院です。

14世紀中ごろにHosios Varlaamによって建立されました。

天空に浮かぶ美しい庭園や教会内の見事な壁画が見どころで、こちらもたっぷり40分ほど見学時間を確保しています。

11時50分頃に修道院の見学を終えて展望台に向かいましょう。

ヴァルラーム修道院から地図に従って歩くと30分ほどで、メテオラの絶景が眼下に広がる展望台に辿り着きます。

開館日・時間(ヴァルラーム修道院
冬季: 9:00~15:00 (木・金曜休み)
夏季: 9:00~16:00 (金曜休み)
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メテオラ展望台2で景色を楽しむ(12:25~13:00)

メテオラの絶景を楽しめる展望台です。ここから見える絶景については、下記の記事に詳しくまとめていますのでよかったら参照してください。

ちょうどお昼の時間なので、ここで事前に購入しておいた昼食を食べましょう。

13時頃、お昼を食べ終えたら徒歩でルサヌー修道院へ向かいます。

ルサヌ修道院まで道なりに歩くとかなり距離がありますが、 展望台のすぐ脇にルサヌ修道院に続く階段があり、そこを下ると10分もかからずに修道院につきます。

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ルサヌー修道院見学(13:10~13:40)

ルサヌー修道院は16世紀に建立された修道院で、その名前は最初にこの岩の上に定住した修道士の名前から名付けられたと伝えられています。

もともとは男性修道士の修道院でしたが、第2次世界大戦で破壊された後、女子修道院として再建されました。

ルサヌー修道院自体は、見学できるエリアが非常に狭いためすぐに見学が終わります。

修道院からさらに下った車道に出ると、ヴァルラーム修道院の美しい景色が見られるので余った時間でぜひ見に行ってください。

13時40分頃にルサヌー修道院から展望台1へ徒歩で移動します。(所要20分)

開館日・時間(ルサヌー修道院
冬季: 9:00~14:00 (水曜休み)
夏季: 9:00~17:00 (水曜休み)
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メテオラ展望台1で景色を楽しむ (14:00~ 14:20)

メテオラの壮大な景色が楽しめる展望台です。

14時20分頃にアギオス・ステファノス修道院へ徒歩で移動します。(2km 所要30分)

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アギオス・ステファノス修道院見学(14:50~ 15:20)

アギオス・ステファノス修道院の歴史は12世紀まで遡ります。12世紀の初頭に最初の修道士がこの岩の上に定住し、その後14世紀に修道院が建立されました。

アギオス・ステファノス修道院は女子修道院で、女子修道院ならではの綺麗な庭園とピニオス川が削り出した広大な平原を眺めることができます。

15時20分ごろにアギア・トリアダ修道院へ徒歩で移動します。(1km 所要15分)

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アギア・トリアダ 修道院見学(15:35~16:05)

まさに天空の修道院を彷彿させるこのアギア・トリアダ 修道院は、メテオラを紹介する写真によく使われ、メテオラを象徴する景色のひとつとなっています。

高さ565mの絶壁の頂きに建つこの修道院へは約140段の階段を登ります。

14世紀の古文書にはすでにこの修道院の存在が記録されており、15世紀には主要な聖堂が作られています。聖堂内の美しいフレスコ画は18世紀に2人の修道士により描かれました。

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トレッキングコースを下ってカランバカへ( 16:05 ~17:00)

アギア・トリアダ修道院とカランバカを結ぶトレッキングコースを下って、街に戻ります。

トレッキングコースの入口はアギア・トリアダ修道院と車道を結ぶ小道の途中にあります。

カランバカの街に着くまで、壮大なメテオラの奇岩をまじかに眺めることができます。

街に着いたらホテルに預けていた荷物を受け取り、車内で食べる夕食の購入して駅に向かいましょう。food factoryというお店のギロピタが安く・美味しくておすすめです。

17:34 列車でアテネへ

◆ギリシャ旅行に役立つ記事はこちら

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