ギリシャ旅行費用を詳しく公開!節約のための15のテクニックも

ギリシャ旅行情報

ギリシャといえば、絶対に外せないのがアテネのパルテノン神殿、サントリーニ島などのエーゲ海の美しい島々、そしてメテオラの奇岩と天空に浮かぶ修道院ではないでしょうか。

私はGW期間中にギリシャ一人旅に出かけ、欲張ってこれらすべてを回ってきました。

すべて個人で手配し、10日間でアテネとメテオラ、サントリーニ島を旅行し費用は約16万5千円でした。

これはひとり旅の費用ですが、新婚旅行など2人で旅した場合は一人あたりのホテル代が安くなるので一人当たりの旅行費用は14万5千円くらいになると思います。

この記事では、これからギリシャ旅行を計画されている人の参考のために、ギリシャ旅行の旅程実際にかかった費用16万5千円の内訳ギリシャをお得に旅行できる15のテクニックを公開します。

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ギリシャ旅行の費用を公開

私のギリシャ旅行の日程

旅程
1日目 仕事が終わった後に自宅に戻り、荷物を持って羽田空港へ移動
深夜発のカタール航空でドーハへ
機中泊
2日目 午後4時にギリシャの首都アテネに到着
バスでアテネ市内に移動し、夕方のアテネ市内観光
アテネ泊
3日目 午前8時のアテネ中央駅発の列車でカランバカへ移動
午後1時にカランバカ着。ホテルにチェックイン後、徒歩でメテオラ絶景ポイントを巡る
カランバカ泊
4日目 バスでメガロ・メテオロン修道院へ、その後徒歩で他の修道院を巡る
午後5時のカランバカ発の列車でアテネに移動。
午後10時アテネ着。
アテネ泊
5日目 終日アテネ市内観光
アクロポリス、プラカ地区、リカヴィトスの丘、中央市場などを巡る
アテネ泊
6日目 10時発のフライトでサントリーニ島へ移動
イアの街を散策したり、夕日鑑賞をする。
サントリーニ島・イア泊
7日目 フィラの街に移動
フィラの街を散策したり、ロバに乗る。
サントリーニ島・ フィラ 泊
8日目 サントリーニの他の街に足をのばしたり、ホテルのプールでくつろぐ
午後9時のフライトでアテネに移動
アテネ泊
9日目 終日アテネ市内観光、夜7時にバスでアテネ空港へ移動
深夜のカタール航空でドーハへ
機中泊
10日目 ドーハ乗り継ぎで午後10時40分に羽田着

ギリシャ旅行の費用 

項目金額
国際線航空券(東京⇔アテネ)73,181円
ギリシャ国鉄(アテネ⇔カランバカ往復)3,672円
ギリシャ国内線(アテネ⇔ サントリーニ往復)18,659円
バス、メトロ
→ アテネ空港ーアテネ市街2往復のバス運賃が24€(6€×4)
→ それ以外はメテオラやサントリーニ島内のバス、アテネのメトロ
5,152円
宿泊費
→ サントリーニ島のイアのホテルは1泊1万円
→ それ以外は1泊4,000円~7,500円
42,696円
食費14,493円
入場料
→アクロポリス、メテオラ修道院4施設、サントリーニのロバタクシー
5,020円
通信費950円
海外旅行保険1,770円
合計165,593円

私は満足度を落とさずにリーズナブルに海外旅行に行く研究をしているので、観光シーズンに旅行し、全泊個室のホテルに泊まり、毎日3食食事をして、公共交通機関で移動した場合にはこの16万5千円という金額が最安値になるのではないかと思います。

サントリーニ島で高級ホテルに泊まるなどすれば一人当たりの予算は20万円くらい欲しいですし、逆に冬などのシーズンオフに旅行したり、ドミトリーに泊まったり、日数を減らせば16万円よりもさらに低予算でギリシャを満喫できると思います。

ギリシャの旅行先を検討中の方は、ぜひ下記の記事も参照してください。

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ギリシャをお得に旅行するための15のテクニック

スカイスキャナーを活用して、お得な航空券を探し出す

Image by Gerard van der Schaaf from flickr

ギリシャ旅行費用の中で最も大きなウェイトを占めるのはギリシャまでの航空券です。

旅費を17万円以内に抑えるには、ギリシャまでの航空券代を8万円程度に抑えておきたい所です。

私の場合はスカイスキャナー という航空券比較サイトを使って探し、カタール航空のアテネ行きのチケットをGW中にも関わらず7万3千円で手配できました!!

私の手配したフライトは、実は行きが東京・羽田発ドーハ(乗継)テッサロキニ(乗継)アテネという2回も乗り継ぎが発生するフライトでしたが、以下のメリットがあり総合的にお得なチケットだと判断しました。

  • 都心に近い羽田空港から出発できる
  • カタール航空の羽田便は深夜発なので仕事終わりに出発することで、休暇初日に出発するよりもギリシャ到着がむしろ早くなる
  • スカイトラックス社が発表した2019年ワールド・ベストエアラインで世界1に選ばれたカタール航空に乗れる
  • 諸税・サーチャージ込みで7万3千円という破格の値段

実際に、このように条件の悪いフライトは値段が安いので、他の人が敬遠するようなチケットの利点を見つけてうまく活用することで、格安でギリシャ行きのフライトを手配できます。

実際にカタール航空に搭乗してみると、機材はエアバスの最新型機A350で機内は快適、食事も大変美味しく、機内エンターテイメントもJALやANAの倍以上のプログラムがあり、世界一に輝くのも納得のサービスでした。おまけに帰国便はGW最終日を過ぎていたためか、かなり空いていて窓際3席を一人で使うことができました。

お得な航空券を探す方法は下記の記事にまとめていますので、ご覧ください。

ギロ・ピタ (GYROS PITA)で食事代を節約

Image by insatiablemunch from flickr

ギリシャで外食すると安い所でも10€~20€ほどかかりますが、ギロ・ピタは価格破壊が進んでいて、1.5€~3€くらいで食べることができます。

ギロ・ピタは牛や豚、鶏肉をトルコのドネルケバブのような回転ロースターで焼いて、こんがり焼けた表面のお肉を削り落として、野菜と一緒にギリシャのピタパンで包んだ料理です。

美味しいお肉だけでなく、野菜もたっぷりとれるのでおすすめです!!

私がギリシャを旅行した際には、ムサカやサカナギなどギロ・ピタ以外のギリシャ料理も食べましたが、個人的にはギロ・ピタが一番美味しくて最後の方はギロ・ピタばかり食べていました(笑)

ギロ・ピタ以外にもピタで包んだ料理は総じて安く、以下のようなものがあります。

  • スブラギのピタ・・・串焼きした牛や豚、鶏肉と野菜をピタで巻いた料理
  • ファラフェルのピタ・・・ひよこ豆やそら豆にスパイスを加えて揚げた中東風コロッケ(FALAFEL)と野菜をピタで巻いた料理

エーゲ海の島への移動はスカイエクスプレスを使う

アテネとエーゲ海の各島を結ぶ航空路線には、エーゲ航空、オリンピック航空、ボロテア航空、ライアン航空、スカイ・エクスプレスの5社が就航していますが、もし値段にそれほど差が無ければスカイ・エクスプレスがおすすめです。

スカイ・エクスプレス(sky express)はギリシャで最も急成長している航空会社で、 アテネ国際空港を本拠地にATRという48人~70人乗りのプロペラ機でギリシャ国内32路線を運航しています。

スカイ・エクスプレスをおすすめする第一の理由は追加料金がかからない点です。

スカイスキャナーでアテネ発サントリーニやミコノス島行の航空券を調べると、最安値は他の航空会社のケースが多いですが、それら最安値の便は受託手荷物が有料です。

またボロテア航空、ライアン航空に至っては空港でのチェックインにまで追加料金が発生します。

スカイ・エクスプレスはどんなに安いチケットでも受託手荷物が無料で、チェックインにも追加料金がかからないので、最終的な支払額はスカイ・エクスプレスの方が安くなるケースが多いです。

さらにスカイ・エクスプレスのうれしいポイントは、アテネ空港のラウンジを無料で利用できる点です。

実際に私が搭乗した時に案内されたラウンジはSkyservのラウンジで、サンドイッチなどの軽食とケーキやスナック、各種飲み物が無料でいただけました。

ちょうど朝の便だったので、ラウンジで朝食を食べて食費も浮かせることができました。

冬季などの閑散期に発売されるSkyFlyというsky expressの激安運賃の場合、受託手荷物は無料ですが重さが8kg未満と制限が厳しいですのでご注意ください。またSkyFly運賃の場合はラウンジも利用できません。SkySaveという割引運賃であれば受託手荷物は15kgまで可能でラウンジも利用できます。

エーゲ海の島からアテネへの移動は夜行フェリーを使う

Image by Kookay from Pixabay

サントリーニ島などに行くには、飛行機の他にフェリーを利用する方法もあります。

フェリーを利用する場合には、サントリーニ島→アテネ・ピレウス港まで5~7時間ほどかかりますが、夜行フェリーを利用すると寝ている間に移動できるので、時間を有効活用できます。

ツインルームの個室を利用する場合、サントリーニ島→アテネ・ピレウス港まで約2万円(2020年時点)ほどかかりますが、2人分の航空券とホテル代が無くなるので、費用的にもリーズナブルになります。

ギリシャ国内の長距離移動はバスでなく国鉄を使う

ギリシャ国内の移動手段には飛行機、長距離バス、鉄道があります。バス路線が発達したギリシャではバスを使うのも便利ですが、ギリシャをお得に旅するには鉄道をうまく活用するのがポイントです。

日本では鉄道よりも高速バスの方が料金が安いイメージがありますがギリシャは逆で、民間企業が運行するバスよりも国鉄が運行する鉄道の方が大幅に安く利用できます。

例えばアテネからメテオラの奇岩があるカランバカまで移動する場合、バスは安くても片道30€かかりますが、鉄道の場合は片道18€から購入できます。

さらに2か月前から購入できるオンラインチケットの場合、早く予約すればするほどチケットが安くなり、往復24€で購入することも可能です。

その上鉄道はバスに比べて所要時間が短かく、車内にトイレもついているのでトイレの心配もありません。

バスに比べた鉄道の唯一の欠点は、運行本数が少ないことです。アテネーカランバカ間の直通列車は1日1往復しかありませんので、どうしてもこの時間に合わせて旅程を組む必要があります。

ギリシャ国鉄のオンラインチケットは、ギリシャ国鉄のWebサイトからクレジットカードで購入することができます。購入する際に注意すべき点が3つありますので、下記に気を付けてください。

車内で検札がありますのでオンラインチケットは必ず印刷して持参してください。
オンラインチケットを購入する場合、まず初めに出発地と到着地、日付を選んで列車の候補一覧を表示させますが、その際に表示される運賃は正規運賃のみです。割引後の運賃は支払い直前(座席指定後)に表示されます。
アテネ中央駅は別名ラリッサ駅ですが、アテネ発の列車を検索する場合には出発地は「Athens」を選択してください。ラリッサ駅によく似た「Larissa」という駅名も選択肢に出てきますが、これはラリサという都市です。

アテネの博物館は無料入館日を狙う

アテネ市内には多くの博物館がありますが、その中には民間からの寄付や公的資金で無料の入館日を設けている博物館が多くあります。

無料の入館日に合わせて博物館に行くことで、入場料を節約できます。

入場料が無料になるのは、以下の日です。

  • ベナキ博物館      毎週木曜
  • ジュエリー博物館    毎週土曜
  • 戦争博物館       毎月第1日曜
  • アテネ国立考古学博物館 11月~3月の第1日曜
  • アクロポリス      11月~3月の第1日曜
  • 古代アゴラ       11月~3月の第1日曜
アテネ国立考古学博物館、アクロポリス、古代アゴラは以下の日も無料になります。メリナ・メルクーリ記念日(3/6)、国際記念物遺跡の日(4/18)、国際博物館の日(5/18)、欧州遺産の日(9月最後の土・日曜)、参戦記念日(10/28)

また無料にはなりませんが、キクラデス博物館は毎週月曜に通常7€の入場料が半額になります。

アクロポリスはディオニュソス劇場入口から朝一で入場する

パルテノン神殿があるアクロポリスは、アテネを訪れた人なら誰もが行く超人気スポットですが、そのためにオープン前からチケット売り場には長蛇の列ができます。

このチケット売り場の長蛇の列を回避する方法として、人気の無い遺跡のチケット売り場で「アテネ市内の7つの遺跡と遺跡内の博物館に入場できる」共通チケット(30€)を購入し、そのチケットを使ってアクロポリスに入場する方法があります。

この方法を用いると確かにアクロポリスのチケット売り場の行列を回避できますが、アクロポリスの入場料20€に比べて、10€も高くなるのでアクロポリス以外の遺跡を巡らない場合にはもったいないです。

そこで共通チケットを購入しない場合におすすめしたいのが、ディオニュソス劇場入口から朝一で入場する方法です。

実はアクロポリスはアクロポリスの西側のメインの入口だけでなく、アクロポリス南側のディオニュソス劇場にも入口があります。

5年ほど前までは、パルテノン神殿があるエリアとディオニュソス劇場があるエリアは入場料が別だったのですが、現在はひとつにまとめて入場料20€になっており、アクロポリス内で2つのエリアも自由に行き来できるようになりました。

ディオニュソス劇場側の入口は、地下鉄のアクロポリ駅のすぐ近くです。大通りから見えない所にあり、知らないと通り過ぎてしまうので、下に地図を示します。

入口のストリートビューの様子

アクロポリス西側のメインの入口よりも、断然地下鉄駅からのアクセスが便利なのにも関わらず、私が5月に訪れた際には8時のオープンの時点で5組くらいしか並んでいませんでした。

しかし、アクロポリスの見学を終えてお昼過ぎにこちらの入口に戻ってくると、メインの入口ほどではないですがディオニュソス劇場側入口にも写真のように長い行列ができていたので、必ず8時のオープン前に到着してください。

メテオラはタクシーを使わずバスと徒歩で回ることで交通費を節約

ギリシャの人気観光名所のひとつ、メテオラは公共交通機関が発達していないため、タクシーをチャーターして各修道院やビューポイントを回る方が多いですが、タクシーを半日チャーターすると100€以上の費用がかかってしまいます。

カランバカの街を出発してすべての修道院とビューポイントを回って街に戻ってくる場合、車だと走行距離が18km、徒歩の場合は一部トレッキングコースを使ってショートカットできるので歩行距離15kmになります。

15kmは毎分60mのペースで歩くと4時間弱で歩ける距離なので、頑張ればすべて徒歩で回ることもできますが、途中の区間を1日3便あるバスを使って移動することで歩く距離を半分から1/3に減らすことができます。

例えば、9時発のバスでルサヌー修道院まで移動し、そこから徒歩でルサヌー修道院、 ヴァルラーム修道院、メガロ・メテオロン修道院を回り、その後12時発のバスでメガロ・メテオロン修道院からアギオス・ステファノス修道院へ移動、ステファノス修道院とアギア・トリアダ修道院を徒歩で回って、最後にトレッキングコースを下ると歩く距離は5kmまで減らせ、交通費も3.6€に抑えることができます。

メテオラのバスの情報やメテオラ観光のモデルコースは以下の記事に詳しく書いているので、よかったら読んでください。

booking.comとExpediaでリーズナブルなホテルを見つける

Image by bottlein from Pixabay

旅費の中で航空券に次いで高いのが宿泊費です。

旅費を17万円以内に抑えるためには、バス・トイレ付の個室でサントリーニ島では1泊1万円以内、それ以外(アテネやカランバカなど)では1泊5000円程度に抑えたい所です。

この場合に活用したいのがBooking.com Expediaの2つのホテル予約サイトです。

私は今まで50泊ほど海外のホテルを予約していますが、上記サイトで最安値を見つけられるケースがほとんどです。

CMでもお馴染みのトリバゴを使うと各ホテル予約サイトの値段を比較してくれますが、各サイトの会員割引料金などは検索されないことが多いので、私は直接上記サイトで検索しています。

ただし、booking.comとExpediaに掲載されている低価格のホテルの中には、ハズレのホテルも混ざっているため、慎重な見極めが必要です。詳細は下記の記事を参考にしてください。
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ちなみに、booking.comとAgodaは同じグループ企業(Booking Holdings Inc.)傘下のホテル予約サイトのため、サイトに掲載されているホテルの大部分が重複しています。

booking.comはオランダに本社がありヨーロッパのホテルに強く、Agodaはシンガポールに本社がありアジア方面に強い予約サイトなので、ギリシャ旅行の場合にはBooking.com の方をチェックすれば大丈夫です。

またJCBカードをお持ちの場合、ExpediaはJCB特設サイト「国内・海外ホテルをエクスペディアで予約すると8%OFF!」から予約すると更に8%OFFになるので積極的に活用しましょう。

クレジットカード付帯の旅行保険+保障内容をカスタマイズできる海外旅行保険で保険料を節約

Image by Alina Kuptsova from Pixabay

ギリシャ旅行費用を節約するために無視できないのが海外旅行保険。

旅行会社にもよりますが旅行先がギリシャの場合、標準的な補償内容で旅行期間10日間の保険契約を結ぶと、4000円~7000円くらいの保険料が発生します。

これをクレジットカードに付帯された保険で賄うと、上記海外旅行保険料をまるまる浮かせることができます。

ただし、クレジットカードに付帯された保険は一般的に治療費用の上限が低く抑えられています。

海外旅行保険では1000万円~5000万円まで保障するケースが一般的ですが、クレジットカード付帯の保険では200万円~300万円を保障の上限としているケースが大半です。

そこでクレジットカード付帯の保険では不足する部分を、保障内容をカスタマイズできる海外旅行保険を使って補うことで保険料を大幅に節約できます。

各海外旅行保険の保障内容と10日間のギリシャ旅行をする場合の保険料を下に示します。

保障項目カード付帯保険AIG海外旅行保険エイチ・エス保険JTBたびほ
傷害死亡5,000万円1,000万円1,000万円なし
傷害後遺障害300万円1,000万円1,000万円 なし
疾病死亡300万円500万円1,000万円 1,000万円
治療救援費用200万円2,000万円1,000万円 1,000万円
個人賠償責任3,000万円1億円1億円1億円
携行品損害50万円20万円30万円なし
保険料8,750円3,440円1,770円

カード付帯保険は私が利用しているクレジットカード(楽天プレミアムカード)付帯の保険です。

「AIG海外旅行保険」は空港の自動販売機で良く販売されている保険です。

エイチ・エス保険」は保険料比較サイト価格.comで最安値で出てきた保険です。

JTBたびほ」は私がおすすめする保障内容をカスタマイズできる保険です。

保険料比較サイトで最安値の保険を探すとメジャーなAIGの保険に比べて保障内容はそのままで保険料を半額以下に下げることができます。

海外旅行保険が付帯されたクレジットカードを持っていない場合は、エイチ・エス保険に加入するのが一番お得ですが、私のようにすでにカード付帯の保険もある場合には、保障内容が重複しています。

そこで保障内容をカスタマイズできる海外旅行保険「JTBたびほ」で、カード付帯保険の保障が弱い部分だけに保険を掛けると、保険料が劇的に安くなります。

年会費無料のクレジットカード場合、カード付帯の海外旅行保険は「利用付帯」が条件になっている場合が大半です。その場合には空港までの特急列車やバスなど海外旅行に行くための旅程の一部を出国前にクレジットカードを利用して購入している必要があります。詳細はカード付帯の保険の規約を確認してください。

格安海外SIMカードを利用して、パケ代を大幅に節約

Image by Jan Vašek from Pixabay

旅費の中で意外にお金がかかるのが通信費です。

旅行中は地図を見たり、観光地を調べたり、飛行機のチェックインをしたり、友人とLINEをしたり、Instagramに写真をアップしたりと何かとパケットを使いますが、海外ローミングなんてしてしまうとパケ代がとんでもないことになってしまいます。

海外Wi-Fiレンタルを使う手もありますが、価格.comで最安値を調べても1日あたり最低550円、10日で5500円ほどかかってしまいます。

そこで活用したいのが海外SIMです。ギリシャ旅行の場合、Amazonで1000円程度で販売しているThree SIM(1GB / 30日タイプ)を使うことができます。これによってパケ代を5500→1000円に大幅削減できます。

Three SIMはイギリスの通信会社のSIMカードでイギリス含む42ヶ国で使用することができます。ディザリングや通話はできませんが、LINEやインターネットは普通に使えます。

使い方は、現地に到着したらスマホのSIMカードをThree SIMに交換し、購入時に送られてくるマニュアルに従って、スマホの設定画面を開き、APN(アクセス・ポイント・ネーム)とデータローミングの設定を行うだけです。

ドコモやau、ソフトバンクユーザーの場合はSIMロックを解除しないと海外SIMが使えませんので、必ず解除してください。条件を満たせば各社のWebサイトから無料で行えます。

容量は1GBですので、旅行中はアプリの自動更新は無効にしてください。また動画や写真のアップロードは、ホテルに戻った後にホテルのWi-Fiで行いましょう。

オフライン地図アプリ「MAPS.ME」を活用してパケット費用を節約

MAPS.MEは無料で使えるオフライン地図アプリです。

使い方は簡単で、旅行に行く前に予め旅先の地図をダウンロードしておくことで、旅先ではオフラインで地図を確認できます。これにより地図アプリを使用するためのパケットの費用を節約できます。

通常の地図アプリと同じように、周辺の施設を検索したり、GPSを使って現在位置を地図上に表示したり、ルート案内もしてくれます。

さらにこのアプリが活躍するのが飛行機の中です。

機内にモニターが付いていない飛行機に乗った場合に現在どこを飛んでいるのかわからないことが多いですが、このアプリを使うとオフラインでも地図が使えて現在地も判るので、眼下に見える景色が何なのか、目的地まであとどの位なのか判り、フライトを楽しめます。

MAPS.MEは以下からダウウンロードできます。

MAPS.ME(App Store)

MAPS.ME(Google Ply)

ユーロへの両替はクレジットカードの海外キャッシングを利用する

Image by Photo Mix from Pixabay

2~3万円程度をユーロへ両替する場合に一番お得な両替方法は、クレジットカードの海外キャッシングを使ってギリシャのATMでユーロの現金を引き出す方法です。

下記は2019年11月4日時点でのGPA外貨両替専門店(成田空港グループ直営のGPA外貨両替専門店)/VISAカード/MasterCardのそれぞれについて日本円→ユーロのレートを比較した表です。見ての通りクレジットカードのレートの方が有利です。

為替レート500€あたりの手数料
日経新聞外国為替クロスレート120.85円
GPA外貨両替専門店(優遇レート)124.19円1,670円
VISAカード122.91円1,030円
MasterCard122.77円 960円

両替の方法ですが、ギリシャの空港に着いたらVISAカードの場合は「Visa」もしくは「Plus」のマークが付いたATM、MasterCardの場合は「Mastercard」、「Maestro」、「Cirrus」 のマークが付いたATMを探して、キャッシングを行います。

海外のATMでキャッシングを行う方法については、MasterCardさんのサイトで詳しく説明されているので、そちらを参照してください。

クレジットカードの海外キャッシングのデメリットとしては、キャッシングした日からカードの支払日までにキャッシングの金利が発生します。この金利の発生を少なくするためには、帰国後に速やかに繰り上げ返済しましょう。

クレジットカードによっては、海外キャッシング利用分が無条件でリボ払いになるカードがあります。その場合は、支払い完了までに数か月を要しその分金利負担が大きくなりますので、確実に繰り上げ返済しましょう。

多くのクレジットカードの場合、繰り上げ返済する場合にはクレジットカード会社に電話連絡して、クレジットカード会社から指定された口座に振り込みを行う必要があります。

しかしセディナカードだと、Pay-easyというサービスを利用してカード会社のホームページ上で繰り上げ返済の手続きができるので、よく海外に行かれる方はセディナカードを一枚持っていると便利です。

ユーロへの両替はExchangersで実施

7万円以上両替し、かつ無料で銀行振り込みできる方は、非常にお得なレートで両替を行う方法があります。それはExchangersという宅配の両替サービスを使う方法です。

2019年11月4日時点のExchangersのレートを下記に示します。

為替レート500€あたりの手数料
日経新聞外国為替クロスレート120.85円
GPA外貨両替専門店(優遇レート)124.19円1,670円
Exchangers 120.77円マイナス40円!!

海外キャッシングよりも比べ物にならないほどレートが良く、驚くことに逆ザヤ(手数料がマイナスでExchangersが損している状態)が発生しています。

Exchangersは両替手数料がほとんど上乗せされていないため、一日の間にユーロが上昇するとこのような逆ザヤが度々発生しています。

利用方法ですが、Exchangersのホームページ上で購入手続きを行うと、支払いの案内が書かれたメールが届くので、そのメールに記載された銀行口座に代金を振り込みます。

支払いが完了すると大体2日くらいで、購入した外貨が宅配便で届きます。

はじめはあまりのお得さにインターネット上の詐欺ではないかとも思い、恐る恐る申し込んでみたのですが、問題なく両替できるので度々利用しています。

Exchangersのデメリットですが、7万円未満の場合には送料が発生します。また支払いが銀行振り込みのため振込手数料が発生します。

そのため私はいつも7万円以上両替が必要な時のみ利用し、支払いも新生銀行の振込手数料無料サービスを使って追加費用の発生を防いでいます。

空港ラウンジで食費を節約

空港のラウンジは飲み物やビュッフェスタイルの食事が楽しめるので、飛行機移動が多い旅行の場合、空港のラウンジで食事をとることで旅行中の外食費用を節約することができます。

特にヨーロッパはレストランの値段が高いので、空港のラウンジを活用すると食費の削減効果が大きいです。またアテネのような主要な空港のラウンジはメニューも充実していて、ギリシャ料理なども食べることができます。

こちらはアテネ国際空港のラウンジで食事をした時の写真です。左上に「ドルマ」というぶどうの葉で具材を巻いて煮込んだ料理がのっています。

テッサロキニも小さい空港ですが、無料のドリンクの他にサンドイッチやクッキー、スナックがいただけます。

空港のラウンジと言うと、ビジネスクラスやファーストクラスの乗客、航空会社の上級会員しか利用できないイメージがありますが、航空会社の上級会員以外でも利用する方法があります。

それは、世界1300箇所以上の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスの会員になる方法です。

プライオリティ・パスの会員になるには、プライオリティ・パスに直接$429の年会費を払う方法とプライオリティ・パスが付随したクレジットカードの会員になる2つの方法があります。

私がおすすめするのは楽天プレミアムカードです。

楽天プレミアムカードは年会費が1万円かかりますが、それによって無料で年会費$429のプライオリティ・パスの会員になれるので、大変お得です。

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最後に

いかがでしたでしょうか?

ギリシャは魅力的な場所が多く食事も美味しい一方で比較的物価が安いので、今まで旅して来た中で一番住みたいと思った国でした。

ギリシャは想像以上に魅力的な国なので、ぜひこの15のテクニックを使って少ない予算で充実したギリシャ旅行を楽しんでください。

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